ハードコンタクトが時代遅れと聞いて不安です。
時代遅れかどうかも知りたいし、何年も使っているけれど、ソフトに変えた方がいいのかな。
ハードコンタクトレンズが時代遅れという噂があり、心配ですよね。
結論としては全く時代遅れではございませんが、心配な方のために今回みんなが知りたいハードコンタクトレンズの現状と眼瞼下垂との関係、メリットとデメリット、選び方について紹介します!
先ずはじめに2024年「ハードコンタクトレンズが時代遅れ」というコンテンツで更に話題になったメディアについて
2月17日(土)日本テレビで放送(TVerにて最新話を無料配信)された「ニッポン人の頭の中」。
日頃私たちがネットで行う検索や買い物、SNSの投稿など日々無意識に蓄積され続ける莫大なデータ。ニッポン人の頭の中を可視化した番組です。
油断していると、すぐに時代遅れになってしまう現代。今ニッポン人は、何を「時代遅れかもしれない」と気にして調べているのか?
Googleキーワードプランナーで分析している「ラッコキーワード」の調査(2023年5月26日から直近1年で調査、2023年11月時点)をもとに、「〇〇 時代遅れ」での検索ランキングが発表され、なんと2位が「ハードコンタクト 時代遅れ」でした。 引用:2月17日(土)日本テレビで放送「時代遅れ」で検索されるもの・ことTOP3|ニッポン人の頭の中
マイボイスコム(株)の「コンタクトレンズの利用に関するアンケート調査(第6回)」の調査結果によると、日本人の約20%がコンタクトレンズを使用しているそうで、そのうち「ハードコンタクトレンズ」が約24~25%ですが、過去調査と比べ「ハードコンタクトレンズ」が減少傾向にあるとのこと。
参考:コンタクトレンズの利用に関する調査(第6回)|アンケートデータベース(MyEL)
若い世代では、ハードコンタクトの存在を知らないという人もいるよう。
ハードコンタクトが時代遅れとされる主な理由3つ
ハードコンタクトレンズが時代遅れとされる理由には、いくつかの特徴が関係しています。
特に、通気性、長時間の快適性、ケアの手間といった問題が挙げられます。
これらの点について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
慣れるまで時間がかかる
ハードコンタクトレンズは、水分を含まない硬いプラスチックで作られています。 初めて装用する際には異物感や痛みなどの不快感を覚えやすいですが、慣れてくればソフトコンタクトレンズの装用感と差はありません。 また、レンズが硬いため、ゴミなどが入ると強い違和感を覚えます。
1枚のレンズが高い
ハードコンタクトレンズは、レンズ1枚が4,700円~30,000円と高めです。初期費用がかかってしまいますが、ハードコンタクトレンズは耐久性に優れているため、適切に扱えば2~3年は使用可能です。寿命が長いので長い目で見ればコストパフォーマンスも決して悪くはありませんが、初期費用がかかってしまうのはデメリットかと思います。
ケアの手間
ハードコンタクトレンズは、水道水ですすぐことができますが、くもりの原因になる皮脂やたんぱく汚れを落とす為に毎日専用のケア用品で手入れをする事が必要です。
このようなケアの手間が、忙しい人にとっては負担になることも多いです。
紛失のリスク
ハードコンタクトレンズは、紛失・破損時に替えのレンズがなく、新たに購入しないといけなく、よく紛失してしまうのでソフトコンタクトレンズへ移行されたというお話しをよく聞きます。
ハードレンズと眼瞼下垂との関係
ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズに比べ厚みや硬さがあるため、レンズを装着した状態で瞬きを繰り返していると、まぶたを内側から圧迫して擦る刺激となり、その影響で瞼板から腱膜が外れて腱膜性眼瞼下垂症を起こしてしまう可能性があります。
近年、ハードコンタクトレンズを長期間(20年程度)使用している人で、眼瞼下垂をおこすケースが増えているそうです。 ハードコンタクトレンズをしない人と比べて約20倍も眼瞼下垂の発症リスクが高いという統計もあります(2013年の京都府立医科大学眼科による)。
眼瞼下垂になると、「視界が狭くなった」「目が小さくなった」「目が疲れやすくなった」といった異変を感じやすくなります。
対策としては、長時間ハードコンタクトレンズを使用しないことや、ソフトコンタクトレンズに乗り換えることをおすすめいたします。
ソフトコンタクトとハードコンタクト、あなたに合うのはどちら?
ソフトコンタクトとハードコンタクトのどちらが自分に合うかを見極めるために、それぞれの特徴を理解しておく必要があります。
以下の内容を通して、あなたの目の健康とライフスタイルに最適な選択肢を見つけましょう。
ハードコンタクトの特徴
ハードコンタクトレンズは、耐久性と視力矯正の精度が高いことが特徴です。
- 長持ちする耐久性
- 幅広い度数に対応可能。また乱視の矯正力が強い
- 同じ度数のソフトコンタクトレンズに比べ視界がクリアに見える
- 酸素透過性が高いので安全性が高い
- ドライアイの人でも使いやすい
このような特性から、ハードコンタクトに向いている方もいらっしゃいます。
ただし、装用感の違いやケアの手間がデメリットとして挙げられるため、使用前に十分な情報を得ておくことが重要です。
ソフトコンタクトの特徴
ソフトコンタクトレンズは、柔軟性があり装用感に優れるため、初めてでも違和感が少ないことが多いです。
さまざまなデザインと素材で作られており、酸素透過性や保湿性が高いタイプも増えてきています。
黒目よりも大きく、水分を含んだ柔らかい材質のため、装着しても違和感が少ないレンズです。 はずれにくいため、スポーツなどにも適しています。
- 柔軟性があり装用感が良い
- 酸素透過性や保湿性が高いタイプがある
- 外れにくい
ソフトコンタクトレンズのデメリットは長時間使用すると乾燥を感じやすいことです。ただ最近では、酸素透過率が高い「シリコーンハイドロゲル素材」でできたレンズが発売され人気です。
また、ケアが比較的簡単な1日使い捨てタイプや2週間交換タイプなど、さまざまなバリエーションが用意されています。
目の健康にとって最適な選択
ハードコンタクトとソフトコンタクトのどちらが良いかは、目の健康状態や日常の使用環境に大きく影響されます。
自分に合った選択をするためには、定期的に眼科医の診断を受け、自分の目の状態やライフスタイルを理解した上で、最適なレンズを選ぶことが大切です。
「ハードコンタクトの隠れたメリットは、快適さや経済性、そして目の健康を守る点にあるのね!」
2024年人気のハードコンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズには、さまざまな種類が存在します。
ここでは、2024年に実際にコンタクトライフで売れているハードコンタクトレンズを紹介します。
あなたの目の状態や生活に合ったレンズを選びましょう。
メニコンZ
メニコンZは、1997年に販売されました。酸素透過性に優れた素材を使用しているため、長時間装用でも目の負担が少ないレンズです。高酸素透過性でありながら、薄く、軽いコンタクトレンズデザインを実現。コンタクトレンズ中心厚わずか0.13mmの薄型レンズ。nafi効果により、コンタクトレンズ重量も軽減、より薄く、より軽いコンタクトレンズデザインを実現しています。
メニコンZのレンズの寿命は、お取り扱いの状況によって個人差がありますが、
メニコン社の調査では買い換えのタイミングとして2年~3年くらいが多いようです。
- 高い酸素透過性(Dk値163)で目の健康に配慮
- 長時間装用しても快適
- 薄型レンズで快適
目の健康を維持しながら快適に使いたい方に向いています。
両目2枚で22,308円なら、3年間使った場合は1ヶ月あた両目で620円の計算になります。
HOYA ハードEX
HOYA ハードEXはHOYAのロングセラーのハードコンタクトレンズ。
コンタクトライフでは価格1枚5,133円(税込)です。
HOYA ハードEXの視力補正能力の高さはハードレンズならでは、最長1週間の連続装用も可能。
寿命は2~3年での交換をおすすめしておりますが、中には5年使用されている方もいらっしゃいます。
- 光学的性能の高さでシャープな視界
- 高い酸素透過性
- 使い捨てレンズと比較して年間コストがリーズナブル
- 長時間装用時の異物感が少ない
両目2枚で10,266円なら、3年間使った場合は1ヶ月あた両目で285円の計算になります。コスパ重視な方に。
アイミーアスフェリックUV・エアⅡ
アイミーアスフェリックUV・エアⅡは2023年10月2日(月) に新発売になった最新のつけ心地の良さを追求した高酸素透過性ハードコンタクトレンズ。1枚7,130円(税込)。
2023年9月に販売終了となった「アスフェリックUVエア」の後継商品。
「つけ心地の良いハードコンタクトレンズ」をコンセプトに開発されたオリジナルデザインで長時間装用していて乾燥しやすい方、充血しやすい方にオススメです。寿命は2~3年での交換をおすすめしております。
- 瞳にやさしくタッチするオリジナルデザイン
- 高い酸素透過性(Dk値100)
- 前面非球面デザインでクリアな視界
快適なつけ心地を試してみたい方におすすめ。コスパは高い方で両目2枚で10,266円なら、3年間使った場合は1ヶ月あた両目で396円の計算になります。
プラスビューⅡ(遠近両用)
プラスビューⅡ(遠近両用)は遠近両用・高酸素透過性ハードコンタクトレンズ。遠くも近くも快適な視界が得られます。40歳からもコンタクトレンズを使いたい方、コンタクトレンズがあっていないと感じる方にオススメです。
遠用・中間用・近用の各光学ゾーンが連続的に設計されている累進デザインで、視点の移動をスムーズに行うことができる遠近両用レンズです。
初めて遠近両用レンズを使用する先に慣れやすい低加入度数(ADD +0.75D)から、疲れ目を自覚する初期、中期及び成熟期(ADD +1.50D~+3.00D)」まで幅広い範囲の老視に対応しており、加入度数に応じてレンズ前面に非球面デザインを採用しています。
遠近ともにクリアな視界
- 遠近ともにクリアな視界
- 高い酸素透過性(Dk値100)
- 柔らかい接触と良好な涙液交換
遠近両用コンタクトレンズをお探しの方に。コスパは高い方で両目2枚で10,266円なら、3年間使った場合は1ヶ月あた両目で856円の計算になります。
その他にも、ハードコンタクトレンズを多数より揃えております。
まとめ ハードコンタクトレンズの魅力と実用性
今回は、ハードコンタクトレンズが今の現代でも廃れていない理由について紹介しました!
「ハードコンタクトの特性を理解することができましたか?」
ハードコンタクトレンズの利用を考えているなら、是非この記事を読んでください!